こんばんは。
今日は行田のぞみ園はお休みです。お休みの日は、たまに絵本や本の話などをしています。お時間のある方はお付き合いください。
今日は、まちのはずれの、青い屋根の小さな床屋さん、バルバルさんのお話をご紹介します。
バルバルさんはとこやさん。まちの人たちの髪を、毎日切って整えています。そんなある日、一風変わったお客さんたちがバルバルさんを訪れ、一風変わった注文をしていきます。
いつもと全く違う風変わりなお客さんの来訪に、戸惑いや不思議を抱えながらも、丁寧に仕事をし、その要望に優しく的確に応える、バルバルさん。その落ち着きぶりに、ちょっとファンになってしまいそうです。
バルバルさんの、的確な対応と仕事、そして、不思議なお客さんが次々に来る「謎」の顛末を楽しんでいると、どこかとぼけた、ふんわりとした読後感が残ります。
どんな変わったお客さんでも、バルバルさんのお店で、自分をちょっと変えたい、素敵になりたいという気持ちを持ってドアを開くのは、皆一緒です。
私もバルバルさんのお店に行ってみたいな、ちょっと素敵になってみたいな。そんなことを思う一冊です。
バルバルさんと見慣れぬ「おきゃくさま」の、ちょっと変わった1日。ぜひお楽しみください。