行田のぞみ園ブログ

特定非営利活動法人行田のぞみ園のブログです。

プール開きは赤くて甘い

こんにちは。もう夏が大迫力で押し寄せている!といった風情ですね。しかし暦の上ではまだ6月。少しびっくりしてしまいます。皆様どうぞ、大事にお過ごしください。

 

行田のぞみ園は本日お休み、お休みの日はたまに絵本や本の話などをしています。お時間のある方はお付き合いください。

 

もうプール開きの季節になりました。あちこちの幼稚園でも小学校でも、子供たちがプール道具を持って元気に通う姿が見られます。今回は、一風変わったとあるプール開きの絵本をご紹介します。

 

本棚にあっても、表紙のすいかの赤、空の水色が目を惹きます。こんな暑い日にはうってつけのすいか尽くしの絵本、『すいかのプール』です。

すいかのプール

 

ぱかっと開いた赤いすいかに梯子をかけて、まずはおじいさんがすいかのプールに入って行きます。そう、今日はすいかのプールのぷーるびらき。赤いすいかの中に、ただぷかりと浮かんでみたり、葉っぱのジャンプ台から飛び込んでじゃぶじゃぶとすいかの中を泳いでみたり、みんなでびちゃびちゃ、水遊びならぬすいかジュース遊びをするなど、今年もすいかのプールは大盛況。老若男女、あらゆる人がこのすいかのプールに集まってきます。

 

柔らかで目を引く色合いのこの絵本、韓国の作品なのですが、すいかに対する郷愁や懐かしさは、お隣と変わりないものなのだと、少し嬉しくなってしまいます。夏の暑い盛り、赤くて冷たいすいかにかぶりついたことのある人は、あのしゃくしゃくとした食感、体に染み渡る涼しさを覚えていることでしょう。水気を含んだ、たっぷりの甘くてひんやりとした赤いすいか。そんなすいかのプールの中で泳げたら?

小さな頃の伸びやかな空想をそのまま映し取ったような作品。あつい夏の午後にでも、すいかをかじりながらお子さんと読むのもまた、楽しいかもしれませんね。

 

まだまだ暑さは続きますので、皆様どうぞご自愛ください。お読みいただき、ありがとうございました。