こんばんは。
最近は突然雨が降ったり、雷が鳴ったりと、天気の移り変わりがめまぐるしい日々が続いていますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。行田のぞみ園は定休日なので、今日はのんびり絵本の紹介などをしております。お時間ある方はお付き合いください。
明日から６月となりますね。いよいよ梅雨入りでしょうか。
しとしと、ざあざあと、雨を楽しむ日々もまた良いものですが、続くとやはり気が滅入るもの。
そんな時は、ばばばあちゃんに憂鬱な湿気を吹き飛ばしてもらいましょう。
毎日雨が降り続くのに嫌気がさしたばばばあちゃんは、怒りに燃え、なんと、暖炉やストーブに次々と薪をくべていきます。せっせせっせと燃やしに燃やし、ふりかけるのは胡椒と唐辛子。もくもくと天に上る「辛い」煙に、かみなりたちはくしゃみが止まらなくなるのでした...。
梅雨の憂鬱を思わず忘れる、愉快でさわやかな絵本です。雨が続いてくさくさするから、と言って実力行使に出るばばばあちゃんと、かみなりたちの攻防戦。ハラハラしつつも、右往左往するかみなりたちの方が、だんだん気の毒になってきてしまいます。
絶対に喧嘩してはいけない相手として、ばばばあちゃんの名前はかみなりたちの胸に刻み込まれたことでしょう。
「やってみたい」ことを、不屈の精神でやり遂げるばばあちゃん。喜怒哀楽が激しいけれど、最後にはいつも機嫌よく豪快に笑っています。きっぷの良さと度肝を抜かれる破天荒さを併せ持つこの人こそ、永遠に子どもたちのアイドルなのかもしれませんね。
天気の変わりやすい時期ですが、皆様もお元気にお過ごしください。
明日からまた、行田のぞみ園をよろしくお願い致します。
