こんにちは。
昨日から「暑い暑い」とぼやいてしまうような日が続いています。皆様いかがお過ごしでしょうか。水分摂取をしっかりして、おやすみになれる方はよくお休みください。
今日は行田のぞみ園はおやすみです。お休みの日は、時折絵本や本の話などをしています。お時間のある方はお付き合いください。
今日はまさにこの時期のためにあるような一冊、『あつい あつい』をご紹介します。
「あつい あつい」と照りつける日差しの中で、どこか涼しい場所を目指して歩いているペンギンさん。やっと見つけた日陰は、なんとアザラシさんの影でした。２匹は次の日陰を探すのですが...？
次にペンギンさんたちがたどりつく影は誰のかな？と、子供たちと想像しながらめくるのも楽しい一冊。ぐったりしたペンギンさんたちが最後にたどりつく場所は、やっぱりあの場所しかありません。
ほとんど動物たちと影しか描かれないシンプルな作りなのに、夏の照りつける日差し、流れ落ちる汗、どこでもいいから日陰を見つけた時のほっとした気持ち、そして耳に届く波の音の心良さ...この絵本にはいろいろな「夏」がぎゅうっと凝縮されているようです。
こんなに暑いのだから、もう絵本の中でも「あつい あつい」とペンギンさんとぼやきながらさすらうのも、また一興かもしれません。皆様大事にお過ごしください。
