こんにちは。
暑い日が続いていますね。
週末は、突然の雨と雷に驚かれた方も多いのではないでしょうか。
6月は「風待月」とも呼ばれますが、確かに、この暑さを吹き飛ばすような爽やかな風を待ちたくなってしまいます。
今週も、皆様お体ご自愛ください。暑さの中、マスクをするのもなかなか一苦労ですね。熱中症にはくれぐれもお気をつけください。
さて、絵本整理も一区切りとなりました。子供達も、たまに利用してくれているようで何よりです。
絵本整理をしている中で、「ああ、これ好きだった!」「これも好きだった!」と懐かしさで手が動かなくなることが多々ありましたが、中でも「好きだったなあ」としみじみ思い出した一冊が、こちらの「ガブルくんとコウモリオニ」です。
お料理すること、食べることが何より好きなガブルくん。おいしいものを作っては、食卓で皆にふるまいます。ガブルくんのおいしいお料理は、お月様さえ食べに来るほど。
ある日、ケガをしたお月様から、「この世でいちばんおいしい」というチョコラボンボンの木が100年ぶりに実をつけたことを聞いたガブルくん。
しかしこのチョコラボンボンの木があるコウモリ山には、見たこともない怪物たちと、世にも恐ろしいコウモリオニがいるのでした...。
おいしいものを食べるためなら猪突猛進、どんな恐ろしい場所だろうと、リュックサック一つに少しの食べ物と塩、スプーン1さじを詰めて、駆けていくガブルくん。
絶体絶命の時でもコウモリオニたちに少しも怯まず、シチューをおいしく仕上げ、チョコラボンボンの木を探します。ただただとても楽しく、繰り返し繰り返し読んだ絵本です。今思えば、おいしいもののためなら勇気と手間、知恵を惜しまないガブルくんに、何か惹きつけられるものがあったのかもしれません。
この間、懐かしさのあまり、小さな子供たちに読んでみましたが、今でも皆楽しそうに目を輝かせてガブルくんの冒険を楽しんでいました。物語の力を感じて、嬉しかった出来事です。一度絶版になったこの絵本、復刊運動などもあり、再販になったこともあるそうです。私のように、この絵本を忘れられない人たちがたくさんいらっしゃるのだと思います。
再読していると、昔も今もどうしても気になってしまうのが、この絵本に出てくるチョコラボンボンの実です。100年に一度、世界一おいしい、と言われてしまうと、それはもうガブルくんでなくても気になるもの...このチョコラボンボンの実、響きだけで聞くとチョコレートみたいな味かなあ?と思うのですが、絵本での見た目はちょっと柑橘系の実なのです。チョコレートなのか、はたまた柑橘なのか、それすら超越した味なのか?悩ましいですね。
ガブルくんは絵本の最後、このチョコラボンボンの実でケーキを作っているのですが、これがまたとてもおいしそう!決して味わえないけれど忘れがたい、100年ぶりのチョコラボンボンケーキ。私にとっては、幻の憧れのお菓子の一つです。
幻のお菓子、と同じという訳にはいきませんが、行田のぞみ園でもチョコレートパウンドケーキ、柑橘系だと季節限定の柚子ケーキ、クランベリーケーキなども取り扱っております♬
ぜひお試しいただけると嬉しいです。
自粛期間中、近隣への無料配達を行なっております。
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