行田のぞみ園ブログ

特定非営利活動法人行田のぞみ園のブログです。

ちいさなかごにいっぱいの実を

こんにちは。暦では立冬を迎えたようですが、ここ数日は良い天気が続いて、心地よい秋日和ですね。今日は行田のぞみ園はお休みです。また明日からよろしくお願い致します。

 

先日、とある公園を散歩しましたが、一緒に行った友人は、落ちているどんぐりを見分けて、「これは食べられる」「これは食べられない」と嬉しそうに教えてくれました。

小さな頃から図鑑が好きで、観察していたら分かるようになったとのこと。ちょっとした特技で、こちらは感心しきりでした。

秋の公園は宝石箱のようで、たくさんの実がなり、葉が色づいていますね。

今日ご紹介する絵本は、「チョイのちいさなかご」というお話です。

秋の山に、兄姉たちと木の実を取りに行くねずみのチョイ。にいさんたちは大きなかごをもらうのに、末っ子の自分はとても小さなかごを渡され、少しがっかり。それぞれかごを一つずつ抱えて、ねずみの兄姉たちは山道を木の実探しに向かいます。

 

秋の山の実り豊かな色彩が目を引く一冊です。チョイはがんばって木の実を探すのですが、大きすぎたり、山ありにおこって追いかけられたりと、道のりはなかなか難儀。やっと、見つけたたくさんの木の実は、チョイの小さな小さなかごに入るのでしょうか。小さな末っ子ねずみの機転と知恵が光ります。木の実を使った新鮮なジャムで食べるパンケーキも砂糖漬けもお酒も、とってもおいしそう。ついつい秋の山に出かけたくなる一冊です。