行田のぞみ園ブログ

特定非営利活動法人行田のぞみ園のブログです。

のばらの村の切り株の

こんにちは。今日は暑いくらいですね。本日行田のぞみ園は定休日です。明日からまたよろしくお願い致します。

 

雨が続いたので、太陽の光が嬉しいですね。

近くの川では堤防の工事をしていて、川べりの桜の木が工事のために伐採されています。少し寂しいですが、この工事がぜひ、何年後、何十年後かのために活かされますように。

桜の木がなくなると、視界がひらけて、見慣れた川辺の景色が全く違ったものになりました。寂しい開放感、とでもいうのでしょうか。失われることで開けるものもあるのかもしれない、という事を少しだけ考えました。

f:id:gyoda-nozomi:20201012150830j:plain

桜の木の切り株です。何となく、絵本の中で小さな人たちや動物たちが住処にしていそうですね。そういえば、ジル・バークレムの「のばらの村のものがたり」シリーズにも、村の食料を備蓄している切り株やぐらという食料倉庫が出てきました。

f:id:gyoda-nozomi:20201012155501p:plain

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緻密に美しく書き込まれたのばらの村の人々の物語は、一ページめくるたびに、うっとりと幸せな気持ちになります。断面図が駆使されているのもときめくポイントです。だいぶ前に愛蔵版が出版されたきり、今は品切れになっていますが、ぜひまた本屋さんに並んでほしい傑作シリーズです。

私はとくに「ひみつのかいだん」が大好きでしたが、皆さんはいかがでしょうか。秘密のドアを開いた先の、息を呑むような世界。憧れと懐かしさがぎゅっと詰まったおすすめ絵本です。秋の夜長にぜひどうぞ。