行田のぞみ園ブログ

特定非営利活動法人行田のぞみ園のブログです。

お留守番と宿題

こんにちは。今日は行田のぞみ園は日曜日、月曜日にかけて定休日です。

火曜日から、またよろしくお願い致します。

たまには本の紹介をしてほしい、というリクエストを頂いたので(ありがとうございます)、おひまな方はご覧ください。

 

今年は早々と夏休みが終わり、もうすでに新学期、という子どもたちも多いのではないでしょうか。早めに終わらせる派、夏休み終わり間際に本気を出す派、全くやらずに新学期を迎える派など、宿題に対するスタンスはそれぞれですが、皆さんはどのグループだったでしょうか。

この時期になんとなく思いだすのが、「農場の少年」でのお留守番のエピソードです。

 

「農場の少年」は、以前「長い冬」をご紹介した時と同じ、ローラ・インガルス・ワイルダーの作品で、「長い冬」でも登場し、後に主人公ローラの夫となるアルマンゾ・ワイルダーの少年時代を元にし、妻であるローラが9歳の少年の農場生活を描いた作品です。

 

 

 

 

 

 

章ごとに9歳のアルマンゾ少年の農場や学校、家でのエピソードが語られていくのですが、お留守番のエピソードはなかなか愉快。

アルマンゾと兄姉たちは、ある日、お父さんとお母さんに留守番を1週間頼まれます。しかし、そこは農場の子供たち、何もしないわけには行きません。

畑の収穫、バターづくり、ストーブ磨き、家畜の世話を頼まれたアルマンゾたち。「行ってらっしゃい」と笑顔で二人を送り出し、そしてもちろん子供らしく、親のいぬ間に、4人だけの夏休みをとにかく満喫するのです。

満喫といっても、今のように冷蔵庫や冷凍庫にアイスやお菓子があるわけではありません。4人でまずはじめにしたことはというと、アイスクリームづくり。何と言っても新鮮な牛乳がたっぷりあるわけですから、一からアイスクリームを何時間もかけて作るのです。開拓期の子供達のさすがの生活力。現代に生きる読者としては目をみはります。

 

さて、アイスクリームを皮切りに、とにかく食べたいものを食べ、作りたいものを作り、遊び、また食べ、とお留守番を満喫する兄姉たち。みるみるうちに日はたち、4人はとうとう、明日お父さんとお母さんが帰ってくる日にまだ頼まれたお仕事を「何もやっていない」という恐るべきことに気がつくのでした。

さあ、彼らは無事にお母さんの「宿題」を終わらせることができたのでしょうか?

ぜひ読んで確かめてみてください♪ このエピソードのきわめつけは、アルマンゾと、姉であるイライザとのある「事件」です。いつの時代も末っ子はやらかすものであり、姉は偉大、としみじみする良いお話でもあります。

 

 このシリーズは、とにかく食べ物がおいしそう!とは以前ご紹介しましたが、中でも今作は別格です。冬の夜に食べるポップコーンミルク、夏のレモネード、パリパリに焼けたお肉と焼きたてのバター滴るパンケーキ。お腹が空いている時に読むと危険かもしれないのでご注意を。

ローラたち一家の厳しい開拓期の食卓とは違い、アルマンゾ少年は比較的豊かな農場に育ち、その食卓は驚くほど豊かです。妻であるローラも、自分の慎ましい少女時代とはまるで違う夫の少年時代に、どこか憧れに近い感情も抱いていたかもしれません。

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さて、アルマンゾたちが作ったアイスクリームをパウンドケーキと一緒に食べる、というシーンがあります。今読み返してみると、とても美味しそうです!まだまだ暑い日が続きますので、冷えたアイスと一緒に、行田のぞみ園のパウンドケーキはいかがですか?