行田のぞみ園ブログ

特定非営利活動法人行田のぞみ園のブログです。

Fear and Desire

こんにちは。今日はとても暑く、お隣の熊谷市は35度を超えたとのこと。

皆様いかがお過ごしでしょうか。熱中症に気をつけてお過ごしください。

 

最近社員の方が「Fear and Desire」と大きく書かれたTシャツを着ていたので、ついまじまじと見てしまいました。「恐怖と欲望」なんて、攻めたTシャツだなあと思っていたら、下にはキューブリックの文字が。調べてみると、スタンリー・キューブリック監督のデビュー作の題名でした。見たことはありませんが、題名はいかにもキューブリックですね。作家のデビュー作にはその作家の全てが詰め込まれている、と聞いたことがありますが、なんとなく頷けるものがあります。

思えば毎日接するテレビのニュースも、FearとDesireに溢れているなあとぼんやり思いました。でもきっと、それだけではないはずだ、と思いたいものです。

今週もそれぞれの場所で、お元気にお過ごしくださいますように。

 

週末はまた小さな子に絵本を読む機会がありまして、久しぶりに「ロボットのくにSOS」を読みました。

 

 

 

 

 

 

壊れたロボットを直してもらいに、フープ博士の家にやってきたルネくん。

そこに、本物のゼンマイロボットが、自分の国の危機を博士に救ってほしいとやってきます。発電機が壊れ、全てのロボットたちが動きを止めてしまった地下深くのロボットの国を目指し、ルネくんと博士、壊れかけたゼンマイロボット、3人の旅が始まります。

 

全編が漫画のようなコマ割りになっていて、当時は珍しかったコンピューターグラフィックスで描かれています。電気ヒトデが美しく飛び交う地底湖、高くそびえるキノコの森、長い年をひっそりと地下で生きる「りゅう」との出会い。子供の頃は、地下の情景一つ一つにわくわくしながらページをめくっていました。

時の止まったロボットの国を再び動かすのは、誰なのか。成り行きを知っていたはずなのに、久しぶりに読むと、子供達より読み手が泣きそうに...年を重ねると涙もろくなって困りますね。

 

地底の冒険といえば、ジュール・ベルヌの「地底旅行」も大傑作です。

 

 

 

 

 

 

謎の古文書を頼りに、アイスランドの火口から地球の中心を目指して地底旅行を敢行するのは、リデンブロック教授と、甥の助手アクセル。二人の案内人を務めるのは謎めいたハンスという男。地底の先、地球の中心には果たして何が待ち受けているのか。

 

研究のためならどんな危険も顧みない、教授の傍迷惑な奇人っぷり、謎めいているけれど頼りになりすぎるハンス、極めて普通の感覚を持ち、二人に振り回されるアクセル、という3人の立ち位置が非常にユーモラス。壮大な地底旅行と圧倒的な臨場感、これぞ冒険!といった感があり、一度読み始めたら止まれません。

ベルヌの描く、奇人変人超人が昔から大好きです。月や地底、海底や無人島で生きていくには、これくらいキャラクターが強く濃くなければいけないのだ、と子供心に思ったものです。 極限の状況で描かれる物語が多いので、ベルヌ作品はちょっとした食べ物も実に美味しそう。今作で忘れがたいのは、何と言っても「水」ではないでしょうか。未読の方は、ぜひお読みになってみてください。

 

暑い中、ひんやりとした地底の旅をぜひ、お楽しみになってみてください。その傍らに、ぜひ行田のぞみ園のお菓子もどうぞ。今の時期は、パウンドケーキを少し冷蔵庫で冷やしてみても、おいしく召し上がっていただけます。

 

自粛期間中、近隣への無料配達を行なっております。

 

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