こんばんは。
暑さが少し戻ってきた1日でしたね。夏の名残りを少し感じました。
今日は行田のぞみ園はお休みで、お休みの日は絵本の紹介などをしています。
お時間のある方はお付き合いください。
夏の名残り、ということで、夏休みに紹介するはずだった絵本です。
『ちょろりんととっけー』です。
夏休み、いとこの家に招待されたとかげのちょろりん。
いとこの家まで、地図とお弁当を持って、一人で行くことになったちょろりん。初めのうちは順調な旅でしたが、なんとこっそり、弟のとっけーも、お兄ちゃんのあとを着いてきていたのでした。小さな弟は、道すがら思わぬちょっとしたハプニングに見舞われ、その度にちょろりんは助けに走り、思ったより道ははかどりません。
日が暮れるまでに川を渡らなければいけないのに。薄暗くなってきた川の近く、ちょろりんととっけーに、最大の試練が立ちはだかります。
長い道のりで、足が痛み、最初は気張っていた心がだんだんしおれていくちょろりん。弟は自由奔放、しっかり者の兄の苦労が忍ばれ、思わず、がんばれーと拳を握ってしまいます。
二人が疲れ切った時に、小さな葉っぱの可愛らしい鞄にしまわれたキャラメルを頬張るシーンがあり、とても印象的です。疲れ切った体に、キャラメルの甘さはどんなに染み渡ったことでしょうか。
小さな二人の大冒険をぜひハラハラとお楽しみください。意外な助け手にもご注目です。