こんにちは。
今日は朝からスッキリしない天気が続いていますね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日はお休みなので、絵本などをご紹介しています。
私ごとですが、先日髪の毛を切りました。ずいぶん長いこと行かずにいたので、とてもすっきりした気持ちになりましたが、この時思い出したのがこの絵本です。
おかっぱ頭のまあちゃんは、ある日友だちと張り合い、これから髪をずうっと長く伸ばすんだ、と話し出します。どれくらい長く?それはもちろん、おさげで洗濯物を干したり、川に垂らしてお魚を釣ったり、はたまた、もじゃもじゃとした森にして、鳥や虫を住まわせてみたりと、語りきれないほど長くながーく...。
繰り広げられる、まあちゃんの長い髪の世界は、夢いっぱい色とりどり。どんな時に読んでも胸の弾む一冊です。まあちゃんという女の子の、あっけらかんと明るく伸びやかな語りは、誰もが、この子とお友達になりたい!と願ってしまうのでは、と思います。
女の子の憧れの世界がぎゅっと爆発しているような一冊。皆さんは、どんな長い髪にしてみたいですか?
ちなみに作者の高楼さんは、『十一月の扉』『時計坂の家』などでも知られていますが(私も大好きです)、いずれも名作。何歳になっても色々な作品で「再会」できる、稀有な書き手さんでもあります。